金のさんま
骨まで柔らかさんまの佃煮。
金のさんまは斉吉の看板商品です。
三陸地域の郷土料理「さんまの煮魚」をより幅広い方に親しんでいただけるように食べやすく仕上げています。
代々、長い時間をかけて継ぎ足している返したれと生姜で骨まで柔らかく炊いています。製造開始から完成まで3日間かけて丁寧に仕上げています。
返したれと手仕事で、郷土の味を大切に繋ぎます。
鮮度にこだわって選定した銀色のさんまは、甘辛の醤油たれでゆっくり炊いて、仕上がりが金色になります。 私たちの工場(こうば)で「金のさんま」と呼びはじめたのが名前の始まり。もともとは気仙沼の郷土料理で、海からの恵みを丁寧においしく食べたいと願った先人の知恵を預かっているのです。斉吉でも祖母から、また母から伝えられてきた製法や味を大切に繋いでいます。
毎日継ぎ足しで繋いできた金のさんまの「返したれ」は金のさんまに欠かせないもので自然の旨みの積み重ねです。この返したれが角のないまろやかな味わいを生み出します。この大切な返したれは先の東日本大震災に遭っても社員が命がけで工場から持ち出してくれました。震災前から繋がる味をお届けします。
金のさんまはほとんどの工程が手仕事でじっくりと進められていきます。写真のような鍋で炊き上げていくのですが、炊き上がりのタイミングは工場が良い匂いで満たされます。
骨までやわらか、お子様からお年を召した方まで幅広い方々に親しんで頂いています。無添加で、保存料やエキス類も使っていないので安心で後味が軽やかです。
そのまま食べても良し、ごはんの上に乗せれば更においしい。煮汁がしみ込んだごはんは格別です。ごはんのおかず、お弁当、お茶漬けにも好評です。
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