2026.05.01
2026年5月|ずっとテロワール
朝起きたら首が痛い、どうしてだろうと昨日を思い出す。
山形ツアーから戻って、お土産に頂いた山ウドを
家で15人分の沢煮椀にしようと細く千切りにした。
牛蒡 人参 大根 筍も。 それに、こしあぶらと 豚肉。
あー包丁研いでいないから切れが悪いなと思いながら切った。
そのせいだ 「なんて弱い」と自分につぶやく。
ツアーは、山菜シーズンとぴったり合って、山菜料理専門店を予約していたし、
食事をしたレストランのシェフはそれぞれに、旬の山菜をお料理に入れてくださいました。
こんなに瑞々しい山菜をたくさんいただけた日は他にないというくらい。
見事に料理方法も山菜の種類も、私たちが知っている範囲のものではなく、
初めていただく期待と楽しみを上回ってきました。
滋味深く美味しくそれぞれの食感の豊かさに、弾むような五感の嬉しさを伝えると
「山形は貧乏だったから、食べられるものを大切にした」とのお話、
また「雪が深いから、冬の間に食べる保存のために何でも干す」という話も聞きました。
そう、雪ですね
厚い雪の下から春に芽吹く、萌黄色の新芽は、どれだけ人を喜ばせ励ましてきたのでしょうか
人が長い間この土地で暮らすのに、美味しく食べてほしいと願い、積み重ねてきた工夫と技のおかげで味わえる贅沢です。
山形の土と水が育てた山の力と、土地の人の力で、
これこそ ずっとテロワールだと心と体に沁みるように味わいました。
山形でお会いした人が、それぞれ周囲に敬意をもって話されていることも印象的でしたし
貧乏だったからと仰るけれど、もったいないからと葉も茎も皮も、
それぞれ美味しく料理しておもてなしいただく、なんて最先端で大切な時間だろうと感じます。
気仙沼の魚もプランクトンや潮の流れを映し出しているのと同じですね。
かんたんに、手軽に、すぐに、を求めすぎている反省も込めて。














