お客様の声 ハロー斉吉セット

2025.11.17

【北海道・帯広市】香林(かりん)農園さんへ行ってきました。

私が初めてインスタのDMから香林農園さんにご連絡をした日、こんなお返事が返ってきました。「夕方に豚が脱走して、暗闇の中悪戦苦闘しておりました。香林農園のチーズに興味を持って頂きありがとうございます。続…」豚が脱走というワードに衝撃を受けつつ、農園に伺う日をご相談しました。

北海道帯広市にある香林農園さんの商品と出会ったのが、とあるチーズとワインのお店だったのですが、沢山の商品の中でもひと際目を引いたのが、商品についた印象的なシールも、なのですが小さな商品説明のポップでした。それぞれのチーズが、どんな特徴なのかどんな風に作ったのか、余白がない程みっちり手書きで書いてあるのです。

一つ選んで買ってみるととても濃厚なチーズでした。

 

日高山脈の麓に位置する場所で、代表である腰山真理さんと、娘さんご夫婦の家族3人で山羊と牛、(豚)を飼いながら、それらから搾ったヤギ乳や牛乳を原料にチーズを作られています。

香林農園さんの、赤澤さんご夫婦です。

(中央左:邦夫さん 中央右:智子さん)

 

香林農園さんの放牧地

すぐに赤澤さんが放牧地を案内しに連れて行ってくださいました。そこに山羊と牛がいるとのこと。

舗装されていない道も含めてワイルドな山の上へどんどん登りながら期待も高まります。

 

山の上は放牧地になっており…見えますか?遠くに沢山の山羊が見えました!

牛もこちらを見ています!

写真を撮っていたら走ってきてあっという間に囲まれました。

この放牧地で、山羊も牛も好きな時に草を食べてストレスなく自由に過ごします。春から秋にかけては放牧地や山林の草を食べます。ヨモギやイタドリなどの野性の草も大好きだそうです。※餌は草を主体とし搾乳時には繋ぎとしてペレットを与えています。(牛は必要に応じて配合飼料も与えています。)

元々東京で会社員だったという赤澤邦夫さん。奥様の智子さんと出会って、ここ十勝に移住したそう。奥様とお義母さまと一緒にこの地でチーズや加工品を作っています。「本当に何も分からないまま来たんですが、なんか、、、いい暮らしですよね。ここで過ごす山羊も牛も、幸せだとおもいます。」と笑う赤澤さん。

「ほんとうですね。こんな広くて気持ちいい所で、幸せですね。」私たちも心から頷きました。それともう一つ。

赤澤さんは私たちに色々とお話下さる間、ずっと山羊や牛を撫でながら話していて。香林農園さんの山羊は優しい赤澤さんが大好きな事が、表情から伝わってきました。

お腹の中にいる時から見守り、生まれてすぐの子山羊の頃からすぐに哺乳で育てる為本当に人に慣れているそうです。

 

「放牧地はここだけではなくて、もう一か所あるんです」

と赤澤さんが私たちを案内しようと歩きだすと、山羊達も一緒に歩きだしました。

いちいち「わーーー!!!!」と歓声が止まらない私たち。

途中から

山羊が先導の赤澤さんを追い越し、すたすた歩いて行ってしまいます。

赤澤さんが「メェー!メェー!」と言ってこちらに来るよう掛け声をしますが、いくら呼んでも帰ってきません。知らんぷりで行ってしまう、自由奔放なかわいい姿も見られました。

(後から気づいたのですが、その後すぐに小雨が降ってきました。それを分かって屋根のある小屋の近くに行きたかったのかもしれませんね。)

たのしいひと時

放牧地のある山の麓にはご自宅もあり、そこで真理さんがお出迎えして下さり私たちにチーズを振舞って下さいました。

一番初めに「カムエク」というハードタイプのチーズをカッティングボードの上でスライスして出して下さいました。表皮をみがきながら3ヵ月以上熟成させた牛のチーズ。濃厚で程よい塩味があり、噛むほどに味が出てくるチーズでした。

 

外皮を少し削って、先ずはそのまま頂いたのが山羊乳の「ポンヌプリ」

「少し焼くと香りが引き立ちます」と言ってトースターでさっと焼いて下さったり、「少し蜂蜜をつけてもおいしい」「冷蔵庫にあるブルーベリージャムがあるから取って。それも、合うと思う。」と言いながら、色々な食べ方で楽しませて下さいました。

山羊のチーズの大産地として有名なフランス・ロワール地域に行かれた事のある赤澤さんご夫婦。「あのお店で食べた山羊チーズがのったガレットが美味しかった」というお二人のお話や、智子さんが卒業旅行でお父様とフランスに行った事など、おいしいチーズを頂きながら、そしてご家族の食卓テーブルに混ぜて頂きながらお話した時間は、背景に広がる景色も含めて本当に夢の中のような楽しいひと時でした。

 

香林さんのチーズには山羊乳を使用したものと、牛乳を使用したものがありますが商品に貼ってあるシールを見れば一目で分かるようになっています。上が山羊チーズで下が牛チーズです。

 

特定の人しか入れないというチーズの熟成室の写真を頂きました。この工房で種類のチーズの表皮を磨きながらじっくり熟成させていきます。

香林農園さんのチーズには、すべてアイヌ語で様々な名前が付いています。例えば「カムエク」は神様がいる場所。「ポンヌプリ」は小さい山。厳しく広大な自然と共存しながら行われるチーズ作り、日々の暮らし。搾った山羊乳や牛乳を大切に使いながら作られる香林農園さんのチーズ、是非お楽しみください。             (森尾かなえ)

               

ページトップへ